小浜市 母と子の家 児童発達支援センター CokoUta

CokoUta日記 令和7年5月 保育所等訪問支援

新年度が始まり、1か月が過ぎました。ゴールデンウィークを過ぎ、環境の変化に緊張をしていた子ども達や保護者の方もそろそろお疲れが出てき始めた頃ではないでしょうか。身体も心も不調が出やすいこの時期、無理のない範囲で自分なりのリフレッシュをしながら乗り切れるといいですね。

保育所等訪問では、安心できる環境を整えるため、その子に応じた支援を訪問先の先生方や保護者の方と一緒に考えて試しています。

その中の一つとして、安心できる場所や物を作ることを提案しています。例えば、集団の中が辛い時は、一人になれるスペースを確保するため衝立などで囲ってもらったり、別室へ行けるような配慮をしてもらいます。また、好きな香りや匂いがある子どもさんの場合は、匂いポットを作りお守り代わりに持ち歩けるようにして不安や緊張した場面で匂いを嗅げるようにします。

そして、何よりも大切にしていることは、近くにいる大人との信頼関係を築くことです。困った時に助けになってくれる大人が近くにいること、一緒に楽しいことをしてくれる大人がいること、優しく見守ってくれる大人がいること、子どもたちにとって信頼できる大人がいることに気が付いてもらえるように、関わり方や支援方法について考えています。

子どもたちや保護者の方が心地よく過ごせるよう、一緒に考えていけたらと思います。ご心配なことや相談などありましたら、どうぞお声がけ下さい。

(文責:大江)

※写真…一人になれるスペースの確保(訪問先の取り組み例)